今回は中小企業診断士試験の合格体験記 第二弾です。暑くなってくると、夏に実施される一次試験を思い出します。
この試験において、一次は二次試験を受けるための前座のように言われることもありますが、私はかなり苦労しました。
結果として、一次試験は3回受けました。以前のブログに記載した通り(私の合格体験記:立志編)、受ける前の計画では科目合格制度を活用して2年合格を目論んでいましたが、計画とは違う展開に・・・
その経緯を振り返ることで、これから中小企業診断士試験を受ける方の参考になれば幸いです。
一次試験の概要
一次試験は8月上旬頃に2日間で行われます。初日はA.経済学・経済政策、B.財務会計、C.企業経営理論、D.運営管理、二日目にE.経営法務、F.経営情報システム、G.中小企業経営・中小企業政策が実施されます。(最新の情報は日本中小企業診断士協会連合会のHP https://www.jf-cmca.jp//contents/007_shiken.html でご確認下さい。)
7科目それぞれに特徴があり、どれも一筋縄ではいきません。また、B.財務会計、C.企業経営理論、D.運営管理は二次試験の出題範囲と重なるため、重要な科目と言えます。
合格基準は、各科目配点は100点で、総得点の60%以上かつ、40点未満の科目がないことです。また、一科目を60点以上取れば、翌年翌々年とその科目の受験を自分の意思で免除できる科目合格という制度があります。免除すれば残った科目で合格基準を満たせば合格です。この科目合格制度は便利な一方、複数年計画で合格を目指す場合、頭を悩ますタネとなります。
合格戦略
一発合格を狙う場合、特に戦略は不要です。得意科目で点を稼ぎ、苦手科目は40点を下回らないようにすればいいだけです。しかし私のように勉強時間が限られるなど、複数年計画では、戦略が必要となります。
私の場合、二次試験を念頭に置き、1年目は二次と関係の薄いA.経済学・経済政策、E.経営法務、F.経営情報システム、G.中小企業経営・中小企業政策を科目合格して、2年目は合格科目を免除し、B、C、Dの主要科目のみで勝負するというシンプルな戦略でした。
一般的には、科目合格しても得意科目であれば免除せず、2年目の得点源にするという戦略があります。この戦略は一見正しいように思えますが、“難易度の上下”という落とし穴があります。いくら得意科目でもたまたまその年の難易度が高ければ、得点源になり得ないという現象が起きます。受験生の間ではこれを“地雷科目”といい恐れられています。この地雷ばかりは予測不能であるのと、主要科目に勉強時間を集中させたかったので、私は科目免除を使おうと考えていました。
私の一次合格までの道のり
そんな戦略を事前に立てていたものの、簡単に事は運びませんでした。A、E、F、Gの合格を目指した1年目は、A.経済学・経済政策、E.経営法務しか合格できませんでした。そのため2年目は5科目も残ってしまったため、頑張って勉強しましたが、自己採点で2点足らず不合格でした(夜中リビングで崩れ落ちました・・・)。
3年目に残った科目は、B.財務会計、F.経営情報システムでしたが、2科目とも地雷というリスクを回避したかったのと、二次に関係が深く得意と思っていたC.企業経営理論を免除せず、3科目受けることにしました。結果的に敢えて受けたC.企業経営理論が難化し、得点源どころか足を引っ張る展開になりました。地雷恐るべし。B.財務会計で何とか踏ん張り、ギリギリ60%を超えるハラハラ合格でした。
特にF.経営情報システムは手強く、取っていた通信講座のテキスト以外に分厚い過去問集を買い、重点的に対策しても最後まで60点を超えることができませんした。本当に難しくないですか?経営情報システム。
まとめ
こんな感じで私は何とか3年目で一次試験を合格できました。もし3年目で合格できていなかったら、1年目の科目合格の効力が消え、また経営法務をイチからやり直しになっていたので心が折れていただろうと思います。危なかったー。
それと印象深かったのが試験会場です。1年目はオフィスビル、2年目は大学で比較的環境は良かったのですが、3年目のインテックス大阪は・・・。知っている人は分かると思いますが、バカデカい倉庫みたいな場所に長机を並べた会場でした。空調もあまり効かず暑いし、同日にアニメか何かのイベントやっててザワついてるし、個人的に会場としては最悪の環境でした。(もし不合格になっていたら二度と行けなくなってたやろな)
中小企業診断士試験は、これだけ大変な一次試験を合格した人だけが受けられる二次試験こそ本番という一般的な言説に異論はありませんが、私の感想としては一次もメチャクチャ大変でした。一次と二次では求められる能力が全然違うんだろうと思います。ただ、巷でよく言われるように、一次は正しい勉強を積み上げていけば必ず合格できる試験だ、というのは本当にそうだと思います。(経営情報システムだけは・・・うーん)
最後まで読んで頂きありがとうございます。また別の機会に二次試験編をお届けしたいと思います。

